強くなりたい

新しいメンバーも増え、活気にあふれている神技館・滋賀道場です。

今日の稽古では、印象に残る出来事がありました。

 

組手の稽古の際に、痛くて泣いてしまった白帯の男の子がいました。

 

稽古が終わった後に、

「痛い思いをしてどうだった?空手をやめようと思った?」

と聞きました。

 

てっきり弱気な発言が出てくるかと思いましたが、逆に

「自分も色の帯になれるように強くなりたい。」

と、意外な答えが返ってきました。

 

空手は自分の体だけを使っておこなう武道なので、

相手のエネルギーも自分の体で受け止めることになります。

ですが、痛い思いをしたり、その恐怖心に打ち勝つことで

強くなれると考えています。

 

いまの生徒たちは、みんな涙を流した分、成長してきました。

また、痛みを知りながら強くなった分、人に対しての優しさを

身に着けることもできると考えています。

 

みんなが経験した苦難が無駄にならないよう、指導者もしっかり

成長していきたいと感じた出来事でした。


写真は大津っ子まつりの演武に向けて、板割りの練習。

ばっちり決めてくれました。